2025.10.29
クリルオイルがダイエット中の筋肉量や筋力の減少を抑制
出典:Obesity誌掲載論文 (DOI: 10.1002/DOI: 10.1002/oby.24354)
概要
本稿では、ダイエット(減量)時の筋肉量減少に対するクリルオイルの補給についてご紹介します。ダイエット市場は急速に進化していますが、体重減少の過程で生じる筋力低下と代謝の低下という課題が残っています。近年はカロリー制限からGLP-1受容体作動薬まで様々なアプローチが登場していますが、「意図しない筋肉量の減少」は十分に認識されていません。
減量に伴う筋肉量低下という課題
研究では、食事療法や薬物療法(または併用)による総減量の約25〜30%が除脂肪体重(FFM:筋肉を含む組織)に由来することが示されています[1],[2]。これは筋力低下、機能能力の損失、代謝調整不全につながり得ます。さらに、GLP-1ベースの治療では総減量の25〜39%が筋肉量であるとの報告もあり[3]、自然な加齢を上回る筋減少を招く可能性があります。減量の成功は「体重を落とすこと」だけでなく、筋力・回復力・代謝機能を同時に維持することが重要です。
栄養の役割:新たなチャンス
筋肉は身体機能の基盤であるだけでなく、代謝調節、糖利用、炎症制御、免疫機能にも関与します。減量中の筋量低下は、これら機能を損ない体重の長期維持を難しくします。適切な栄養補給により以下が期待できます:
• 筋力と可動性の維持/向上
• 健全な代謝と血糖バランスのサポート
• 減量介入の長期的成功率の向上
• 代謝性・炎症関連合併症リスクの軽減
クリルオイル:リン脂質結合型オメガ3とコリン
クリルオイルは、高い生体内利用率を持つリン脂質形態でEPA/DHAとコリンを供給する独自の栄養プロファイルを有します。コリンはアセチルコリン合成に利用され[4]、脂質・タンパク質代謝を助けます。EPA/DHAは筋タンパク質合成やミトコンドリア機能の改善、炎症抑制に関与します。さらに、GLP-1薬剤で減量を行う人ではタンパク質・コリン・ビタミン/ミネラルの摂取不足が報告されています[5]。

クリルオイルの栄養素とリン脂質構造
新たな臨床研究:クリルオイルは筋肉を守る
食事療法による減量者を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験では、クリルオイル補給群が除脂肪体重・筋力・機能的パフォーマンスの維持でプラセボ群を上回りました[6]。また、血漿中の炎症マーカーはクリル群で有意に低下。総減量は両群同等でしたが、クリル群は筋量・筋力をより良好に維持しました。

試験結果の概要
102人の成人を対象に6か月間、1日4gのSUPERBA Boost™を摂取した群では、握力+11%、膝伸展筋力+9%、大腿筋厚+3.5%、神経筋機能指標のM波+17%の増加が認められました[7]。

試験結果の概要
広範囲な代謝上のメリット
• 健康的な血中脂質のサポート
• 肝機能のサポート
• 炎症抑制を通じた除脂肪体重や筋機能の維持
科学的根拠に基づくソリューション
クリルオイルは、減量中の筋肉維持を裏付ける臨床エビデンス、EPA/DHA・コリン・リン脂質の相乗作用、クリーンラベル性、食事療法/薬剤治療のいずれとも高い親和性を提供します。
より詳細なデータ、解説はアーケル・バイオマリン社のリンクからWhite Paper(英語)をご参照ください。

White Paperのご案内
また、本稿の原文やクリルオイルの情報は、アーケル・バイオマリン社のウェブサイトをご参照ください。
参考文献
1.Turicchi, J. R., et al. Am J Clin Nutr, 2020;111(3):536–544.
2.Chaston, T. B., Dixon, J., O’Brien, P. E. Int J Obes, 2007;31(5):743–750.
3.Conte, C., et al. JAMA, 2024 — DOI:10.1002/oby.24354
4.Moretti, A., et al. Nutrients, 2020;12(7):2144.
5.Johnson, B., et al. Frontiers, 2025;12.
6.New study.
7.Alkhedhairi, S. A., et al. Clin Nutr, 2022;41:1228–1235.